大東建託株式会社 様

集合住宅の建設現場にActivNetを
導入し、「不安全な行動」を抑止。
事故防止に大いに役立つ

業 種:
概 要: 賃貸住宅の建設事業を行う大東建託様が、建設工事現場における安全対策として、Jシステムの現場監視用カメラの購入を端緒に、ActivNetの全社導入へと拡大した経緯と背景をうかがいました。
製 品:
3人が横に並びこちらを見ている写真

[写真左から]大東建託株式会社 荒川 健隆 様(安全品質管理部 安全品質管理課 課長)、 榊原 啓二 様(安全品質管理部 部長) 株式会社Jシステム 後山 潤一(代表取締役)

大東建託株式会社 様

集合住宅の建設現場にActivNetを
導入し、「不安全な行動」を抑止。
事故防止に大いに役立つ

3人が横に並びこちらを見ている写真

[写真左から]大東建託株式会社 荒川 健隆 様(安全品質管理部 安全品質管理課 課長)、 榊原 啓二 様(安全品質管理部 部長) 株式会社Jシステム 後山 潤一(代表取締役)

業 種:
概 要: 賃貸住宅の建設業を大東建託様が、建設工事現場における安全対策として、Jシステムの現場監視用カメラの購入を端緒に、ActivNetの全社導入へと拡大した経緯と背景をうかがいました。
製 品:

大東建託様の課題

賃貸住宅の建設現場で、作業員の安全手順から外れた「近道行為」を原因とする労災事故が発生していた。安全管理体制の強化のため、工事現場監視用カメラと、映像を全社で一元管理できるクラウドシステムを求めていた。

課題の解決

2016年にJシステムのActivCameraを初めて導入。当初は他社カメラも採用されていたが、2018年からカメラをActivCameraに統一するとともに、映像を社内で管理できるActivNetを導入することによって、工事現場の安全と工事品質を同時に向上することができた。

ActivNetの利用では一番古いお客様

後山 平素より当社をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。大東建託さんには現在、当社のActivNetとActivCameraを導入していただいており、ActivCameraの台数は約730台にのぼります。

榊原 Jシステムさんとのお付き合いは、ActivCameraを購入した 2016年からで、もう10年近くになりますね。最初のカメラ購入は10台くらいだったかなと思います。

後山 お取引のきっかけはそうでした。ActivNetの使用においては、大東建託さんは当社にとって一番古いお客様です。どのような理由で、ActivCamera の購入からActivNetのご採用へ至ったのでしょうか。

榊原 建設現場の監視用にJシステムさんのActivCameraをはじめ、複数メーカーのカメラを当初は併用していました。ところが、映像の確認方法やカメラ操作が各メーカーで異なることから、各現場でカメラ設置を促進する工事担当者への理解と浸透が横並びにならず、故障対応や導入コストのばらつきも混乱を招いていました。

榊原啓二様(大東建託株式会社 安全品質管理部 部長)

荒川 カメラの購入先が支店ごとに違っていたことも一因でした。そこで、全社でカメラの統合した導入と定着が必要と判断し、カメラメーカーの一本化を検討しました。

後山 当社でActivNetを開発した2018年ですね。

安全監視だけでなく工事進捗の確認でも活用

荒川 インターフェースでの一括したマルチ画面表示、各事業部や部署ごとの階層型のグループ管理、当社からの要望に応じたカメラシステムの回収対応などが検討の際の評価ポイントになりました。結果、JシステムさんのActivNet 、ActivCameraで統一することに決まりました。

荒川健隆様(大東建託株式会社 安全品質管理部 安全品質管理課 課長)

榊原 ライブカメラ映像で工事の進捗を確認することももちろん可能なのですが、当社の場合、賃貸住宅の骨組みを造るフレーミング工事(建て方工事)中の「安全設備の定着」と「不安全行動の抑制」がActivNet導入の最大の目的です。

荒川 当社で建設する賃貸住宅は、8割が2~3階建ての低層木造建築です。その新築工事の工程の中で、高所作業・レッカー作業を伴うフレーミング工事は作業員にとって危険性が高く、十二分な注意が必要です。

後山 作業工程で足元に大きな開口部がある時や勾配のある屋根での作業時に、足を滑らせたり、バランスを崩したりすれば一大事となりますから、作業従事者には墜落制止用器具である安全帯の装着、工事事業者には安全帯に接続して命綱とする親綱の設営が厚生労働省などから求められています。

荒川 当社ではもしもの場合に備え、水平ネットも設置しています。

榊原 ただ、10年前は「近道行為」をとる作業員が少なくありませんでした。

後山 梁や根太などの上を歩いて、近道をしようとすることですね。それだと安全帯や親綱をせっかく用意していても使用されません。うっかり足を踏み外すケースもあったでしょう。

「見られている」という意識を持たせる

榊原 現在はActivCamera、ActivNet を通して、そうしたことが起きないよう常にリアルタイム監視ができていますし、親綱や水平ネットが社内規定通り設置されているかも画面越しに確認できます。

荒川 作業員が悪気なく行ってしまう不安全行動に対し、「見られている」という意識を持たせることは、やはり効果が大きい。

榊原 水平ネット設置の拡大と定着化にも効力を発揮し、安全な現場環境の構築に貢献してくれました。おかげさまで、昨年(2024年)は転落事故が一度もありませんでした。

後山 当社のシステムが貴社のお役に立っていて何よりです。ちなみに、ActivCameraは建設現場の主にどこに設置しているのですか。

荒川 外部足場の上方にカメラを設置し、作業現場を常時撮影しています。フレーミング工事全体を撮影するイメージです。

榊原 運用開始当初はフレーミング工事にフォーカスしていました。しかし、近年はフレーミング工事にプラスして、遠方物件の現場状況や工事進捗状況の確認などにも活用しています。複数の工事現場の巡回管理を基本とする当社の現場担当者にとっても、カメラ映像の活用で遠隔での確認監視を可能とするActivCamera、ActivNetは、現場管理ツールとしても有用です。各支店で現場条件をもとに設置優先度を判断し、自主的な利用を行っています。

モニタールームの写真大東建託本社の工事統括部に設置されているモニター。全国の建設工事現場の様子をActivNetを介してリアルタイムで常時映し出している。大東建託様専用システムでは、作業員が安全帯を装着していないと画面が黄色くなる「見える化」も施されている。

ActivWeatherMixも熱中症対策で活躍中

後山 大東建託さんには熱中症対策の当社システムも導入していただいております。

榊原 気象観測センサーのActivWeatherMixや、WBGT値(暑さ指数)の変化によって熱中症警戒アラートを発するLED積層灯をJシステムさんからのご提案で設置し、現在試行中です。暑さを忘れて作業に集中しがちな現場作業員に、いかに危険意識を芽生えさせるかという点で非常に有効なツールだと考えております。

後山  先般、屋外建設現場の熱中症対策をテーマとするニュースに、大東建託さんが取り上げられていました。荒川課長がコメントを述べられていましたね。

荒川 お恥ずかしい限りで(苦笑)。最新のデジタル機器の一つとして、運用中のActivWeatherMixもきちんと説明させていただきました。

後山 ありがとうございます。最後に今後、Jシステムに期待する点などをお聞かせください。

榊原 大和ハウス工業さんと当社との間で、2024年3月に「災害における連携及び支援協定」を結んでいます。両社ともJシステムさんのActivNetを利用している共通項があり、簡単に見えて非常に難しい「情報共有」という部分で、Jシステムさんには架け橋になっていただければと思っております。

後山 かしこまりました。災害発生時にプラットホームを共有した情報連携ができるよう、考えてまいります。本日はありがとうございました。

後山潤一(株式会社Jシステム代表取締役)

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